松橋崇史 拓殖大学商学部教授

    2004年慶應義塾大学総合政策学部卒業。 2011年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。 東京工科大学メディア学部助教、拓殖大学商学部准教授を経て2023年4月より現職。
    専門は、スポーツマネジメント、スポーツ政策、ソーシャルイノベーション。
    主な業績に、2005年慶應義塾大学:慶應義塾大学奨励賞、2008年スポーツ産業学会:学会賞、2013年日本体育・スポーツ経営学会:奨励賞。主な著書に、ホストタウン・アーカイブ: スポーツまちづくりとメガイベントの記録(共著)、スポーツまちづくりの教科書(共著)、スポーツのちからー地域を変えるソーシャルイノベーションの実践ー(共著)。

    about

    研究では、全国各地の特徴的な事例を対象としたフィールドワーク調査を行いながら、そこで得られた仮説を起点に、定期的に、 全国の自治体やスポーツクラブを対象にした質問紙調査を実施するなどしています。 研究論文につながる調査研究を行う(成果等はこちらを参照)と共に実践研究や実践活動にも積極的に取り組んでいます。

    about

    実践研究として展開する活動は年々増えてきました。 自らの主導する活動には、大学野球のオリジナルフレッシュリーグの取り組みがあります。この取り組みは大学まで野球を続けてきた経験と研究の関心事をつなげる中でスタートしたもので、 学生の育成とスポーツによるまちづくりを相乗的に進めようという企画です。 8月には、次世代育成大学野球サマーリーグを開催し、 11月には、大学野球オータムフレッシュリーグin静岡が開催されています。 2020年、2021年はサマーリーグは中止となりましたが、2022年に再開。オータムフレッシュリーグは2020年、2021年も開催しています。 参加する大学野球部の選手から企画チームを募り20名~30名の企画運営チームを組織し、 学生の育成とスポーツによるまちづくりを相乗的に進めようという企画です。 今後、他の地域にも広げていく予定です。

    調査研究では、スポーツまちづくりを領域として、スポーツメガイベントが非開催地(東京2020大会のホストタウン)に与える影響について、 2016年以降、4度のアンケート調査を実施するなど継続的に調査を実施しています。 プロクラブビジネスの最前線では、地域活性化とクラブビジネスの活性化を同時に推進事業が多く準備、誕生していますが、 こうした取り組みについても事例研究を行っています。 パラリンピック開催によって注目をあびるようになったスポーツと共生社会の実現などについても研究・実践両面でアプローチをしています。

    about

    拓殖大学商学部では、経営戦略論、スポーツマネジメント、スポーツ経営論、 ゼミなどを担当しています。ゼミでは、学部の奨学論文へのエントリーを目指す調査研究、 大学野球のオリジナルフレッシュリーグ等に関わる実践研究を行い、調査合宿(ゼミ合宿)は、地域の課題解決型を目的に実施しています。 2023年夏は日本ハムファイターズのF-villageへの視察もかねて北海道を対象地とする予定です。